聴覚障害のある労働者を確実に避難誘導させるための仕組みづくり

双方向シルウオッチへの質問と回答

労働安全衛生法では労働者の安全と健康の確保のために様々なことが義務付けられています。
職場において労働安全衛生を推進していくためには、「事業場における安全衛生管理体制の確立」や「事業場における労働災害防止のための具体的措置の実施」などがポイントとなりますが、障害者を雇用する企業においては、障害ごとに配慮すべき点があります。

※引用　厚生労働書のHP

聴覚障害のある労働者を確実に避難誘導させるためには、視覚・振動・人による支援などを組み合わせた多層的な仕組みづくりが重要です。

情報伝達手段の多様化
非常時の視覚アラーム設置（赤色または強い点滅ライト）
火災報知器・地震警報器と連動させる
非常時に「避難指示」を明示的に表示

振動による通知
バイブレーション付き通知機器　→　シルウオッチ
緊急信号を送信して身に着けている機器を振動させる
建物の警報装置と連携-火災報知器、緊急地震速報警報機

双方向シルウオッチ

人による支援体制の整備
避難誘導担当者の配置（ペア制度）
視覚障害のある労働者に専任の支援者を割り当て、非常時は同行・誘導する
支援者には避難誘導訓練を実施

建物・環境整備
避難経路の視認性確保
緊急時に点灯する非常灯や誘導灯を整備
静かな避難誘導でも迷わないよう、案内サインを明示的に表示

音声情報の視覚変換
音声アナウンスをリアルタイムで字幕表示するシステム